2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧
前3回にわたって、「賃上げ圧力の低い社会では生活は良くならない」ことを説明してきたつもりです。 「矢っ張りそうですね」とご理解いただいた方もおられますが、お読みいただいた方も、書いた私自身も、少しも面白くないと思います。 それならどうすればい…
前2回で指摘して来た事は、欧米は賃上げ圧力の強い社会、日本は賃上げの弱い社会ですが、欧米は強すぎ、日本は弱すぎるといった方がいいようです。 このブログの認識では、今の日本経済の最大の問題点はこの「弱過ぎ」にあると言っていいようです。そこから…
前回は、世界のほとんどの国・社会は賃上げ圧力の強い国・社会ですが、そうした中で今の日本は稀に見る賃上げ圧力の弱い社会だということを指摘しました。 この所の原油などの価格高騰の中で、アメリカやヨーロッパでは軒並み10%前後のインフレが起きFRB…
黒田さんが日銀総裁になったのは2013年です。 安倍さんに見込まれて、日本経済を救うために就任したのでしょう。それまではアジア開発銀行の総裁をしていたと思います。 当時日本は、アメリカがリーマンショックで世界が金融恐慌の陥ることを避けようと、バ…
政治と企業経営 政治と企業経営と並べてみても、あまりピンと来ないかもしれません。しかし政治と企業経営とは基本的な共通点があります。 以前、日本経済が好調で、世界の多くの国が、日本の経済成長力を羨み、Look East! とかLook Japan! といったころ、日…
日本経済低迷の実態をGDP統計で見る 昨日のブログで、この10年来日本政府の経済政策は、全く見当違いの事を続けて来たのではないかと書きました。 そのあたりをGDPの構成の推移から見てみようとしたのが今日の試みです。 昨日は、実質GDPの構成の日米比較を…
日本経済低迷の実態をGDP統計で見る 昨日のブログで、この10年来日本政府の経済政策は、全く見当違いの事を続けて来たのではないかと書きました。 そのあたりをGDPの構成の推移から見てみようとしたのが今日の試みです。 昨日は、実質GDPの構成の日米比較を…
「経済」3連呼、気持ちは解りますが 岸田総理の所信表明演説で経済重視は解りました。 国民もみんな期待しているのですが、現実はそう簡単ではないようで、「成長の分配の好循環」を掲げてからもう2年ですが、基本的に低成長、実質賃金低下、物価の高騰とい…
今日は、岸田総理の1日遅れた所信表明演説です。 すでにマスコミでも、総理が時限的な所得減税の指示をしたとか、野党は社会保険料の軽減とか給付金支給とか、物価と庶民生活の問題についての論点は賑やかですが、いずれも国民所得の分配構造といった基本問…
昨日、総務省統計局から9月分の消費者物価指数が発表になりました。 マスコミでは、前年同月比の上昇率が2.8%と13カ月ぶりに3%を下回った事を見出しにしているようです。 これは政府の方針でしょうか、何時からか天候や節変動のある生鮮食品を除いた「生鮮…
財界は「5%以上」でも難色か 連合が来春闘の地投げ要求を「5%以上」という事で正式に発表しました。 このブログの分析からすれば、昨年・今年の「賃上げ」は日本経済の行方の決定的な判断材料になるもの。岸田総理の減税政策よりずっと重要な経済的影響力…
政労使協力して合理的な景気対策を いよいよ臨時国会が始まりますが、岸田総理は経済対策の方向として税増収の国民への還元を所得減税も含めて考えているとの報道がありました。 自民党内にも、防衛費増額や子育て支援などの財源が不明なのに、所得減税など…
来春闘、連合「5%以上」を要求の方針!? 最初に指摘しておきたい事:「連合が要求しなければ日本の賃金は上がりません。」 まだ組織決定ではないようですが、即座に感じたのは、これでは今迄の繰り返しになってしまうという危機感です。 解説には、昨年は「…
善と偽善をどう判断するかの典型のような事が、国連を舞台にして起きているようです。 ロシアがハマスの名を出さずに対イスラエル紛争の即時停戦と人質の解放、人道支援などを組み込んだ決議案を国連安保理に提出しましましたが、16日、否決されたそうです。…
平和の破壊者が居なくなる努力こそ必要 ロシアのウクライナ侵攻が長引き、世界の懸念が消えない状況が続く中で、ハマスの大規模なイスラエル攻撃が起きました。 既に双方に2000人を超える死者が出、こうした紛争への恐怖、惨状、希望を失う人々の苦悩の声が…
先月の18日にアメリカで9月15日に始まったUAW(全米自動車労組)のストライキを取り上げました。 ストが始まってもう1カ月ですが、労使はともに譲らず、ストは続いているようです。 最大の争点は勿論賃上げで、UAWの要求はこれからの4年協定で今年は20%、来…
臨時国会での政策論争がどんな展開になるのかわかりませんが、政府は多分補助金を中心に、国民の生活を何かと援助をしようという政策を並べるのではないでしょうか。 そうした予想の中で出てきている議論に、補助金が良い政策なのか、それとも減税の方が適切…
為替と物価についての動きが波乱含みの中で日銀は「注視」を続けていますが、その視線の先はFRBの動向でしょう。 インフレを退治し、更に再発の芽も摘もうというパウエル議長の意気込みが効果を持ったようで、FRBの中でもこれ以上の金利引き上げについては意…
9月13日に、我が家の狭い庭に鉢植えから地植えに移した地球柑(しまだいだい)が6年ぶりにやっと実を付けたところを写真に撮りました。 今年は本当に暑い夏ですたが、やっと秋らしく朝晩はひんやりするようになりました。 涼しくなるにつれて、地球柑も少しず…
政府・日銀に出来ることは何なのか 日銀が苦境に立っています。半分は金融政策の限界によるもの、半分は国際為替戦争についての戦略不足でしょう。 今の日本のインフレは、かなり特殊です。昨年までは、アベノミクス下で8年ほど、世界の物価は上り、日本の輸…
8月の消費者物価の上昇は3.2%(総合)でした。この「総合」の数字は1月の4.3%上昇が2月3.3%上昇に下がっています。これは政府が、電気・ガス会社に補助金を出したからで、補助金を止めれば、消費者物価上昇率は4.2%(アメリカ8月3.7%)になります。 更に中…
先日も書きましたが、岸田政権(自民党政権)は、国債の発行は無尽蔵に可能と思っているのでしょうか。 国債発行で財政破綻はないというMMT(現代貨幣理論)は成立するかと言いますと、これはアメリカと日本に当てはまりそうだからという事から出てきたものの…
今日、総務省から2023年8月度の「家計調査、家計収支編」が発表になりました。 いつも通り主要な数字をさらっと追ってみましたが、直感したのは「これは良くない兆しでは・・・」という感じでした。 最後に出ている勤労者世帯の「平均消費性向」は、前月に続…
岸田さんは貯蓄から投資に国民の資産を振り替えたいようです。 コツコツとモノづくりで資産を築いていくより、カネを動かして、カネを稼ぐ方が、国民が早く豊かになれると思っているようです。 この所、株が上がっていましたが、日経平均は昨日までの3日で、…
迷惑な円安騒動:国民に説明しない政府・日銀 円レートが1ドル150円に乗るという所で大騒ぎになっていますが、149円が、151円になっても、もちろん大きな変化ではありません。 何で大騒ぎをするかと言えば、多分、何処かで線引きをしないと、とめどない円安…
2023年9月度「日銀短観」上昇から安定へ 昨日、日本銀行から9月度の「全国企業短期経済観測調査」、通称「短観」(年4回、3月、6月、9月、12月調査)が発表になりました。 すでにマスコミも報じていて、日本経済の状況を示す代表的な「製造業大企業」が前回…
岸田総理は「持続的賃上げ」実現を、10月20日開会で調整している臨時国会で本格的に議論したいようです。 ご本人は、安倍さんもやった賃上げした企業に減税という手法を使いたいようですが、これは相変わらずのバラマキで、上手くはいかないでしょう。 賃上…